いろいろある遺産の分け方。上手な活用で納得のいく相続を

2020-08-24

相続の中で一番の山場と言えば、遺産分けの話し合いでしょう。

しかし、いざとなると、どのように遺産を分けたらいいのかと戸惑われる方が多くいらっしゃいます。

そこで、今回は、遺産の分け方について、お話してみたいと思います。

① 現物分割
 遺産の現物そのままを分けるという方法です。
 例えば、預貯金はAさん、自宅はBさん、畑はCさん…というように分けます。

② 共有分割
 不動産を分ける際に使う方法で、不動産の区画ではなく、権利を共有で相続します。
 例えば、自宅をAさんとBさんの共有で相続するというように分けます。

③ 換価分割
 遺産をお金に換えて分ける方法です。
 例えば、土地を売却して、その売却代金をAさんとBさんで分けるというものです。

④ 代償分割
 ある特定の遺産を相続する代わりに、他の相続人に現金を支払う方法です。
 例えば、Aさんが土地を相続する代わりに、Bさんへ現金を支払うというものです。

さて、②の共有分割は、注意が必要です。例えば、AさんとBさんが不動産を共有分割した場合を見てみましょう。

将来、Aさんが売りたい、Bさんは売らないとなったら、どうなるでしょうか。Aさんの権利だけ売ることは可能ですが、普通は買い手が現れません。

つまり、AさんとBさんが共同で売却や管理などをしていかなければなりません。これが、子や孫の代になるとますます難しくなります。

③の換価分割では、一旦、土地を誰が相続するのかが問題となります。(亡くなった方の名義のままでは売れません。)
 
共有で相続すると、売却する際に、共有者の足並みを揃えなければなりません。

また、どちらか一方が代表して相続した場合は、次のような問題が生じます。

例えば、Aさんが相続して売却し、代金の半分をBさんに渡したとします。この場合、Aさんは後々不公平だと思うことになります。なぜなら、Aさんに譲渡税がかかるからです。

このように遺産分けの方法はいろいろありますが、上手に活用しないと、後で後悔することになります。

もし遺産分けで戸惑われたら、専門家にご相談ください。

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